History
ハンバーガーとの出会い |
私は、カリフォルニア州 サンフランシスコ湾 東部に位置する町 バークレーにある |
カリフォルニア州立大学に留学するため、1968年10月に渡米しました。 |
当時、ベトナム戦争、学生運動で連日キャンパス内は抗議集会がいたるところで行われ、 |
鎮圧のため警察や軍の治安部隊が使用する催涙弾やペッパーガスの中、口や目を押さえ |
ながら授業に行っていました。 |
シカゴ, ビージーズ, ビーチボーイズなどの音楽が流れる時代、映画の中で見るバー |
ガーに憧れたものでした。 |
初めてハンバーガーに出会ったのは、この町にある "KIPS" と言うバーガーショップでした。 |
当時はバーガー及びステーキはチャコール(炭火焼)が定番で、どこの町にも普通にあった |
ものでした。 しかし1970年代に入り、ファーストフードの出店で、徐々に当時のバーガーが |
消え、1980年代に入り、めったにお目にかからないバーガーとなってしまいました。 |
36年間のアメリカ生活を終え、2004年に帰国しましたが、まさか自分がバーガーショップをやる |
ことになるとは夢にも思いませんでした。 |
2005年、東京・下北沢のビルとビルで挟まれた奥まった場所に5坪の店舗を見つけ、 |
frisco をオープンしました。 |
お客さまには、"隠れ家と言われるけど、隠れすぎだろう!" とお叱りを受けながらも、 |
青春時代に味わった”あのバーガー”が忘れられず、当時のバーガーを忠実に再現する |
ことができ、日本で復活しました。 |
下北沢での5年間は日本全国から又諸外国からのお客様に支えられ、続けていくことが |
できました。 心より感謝いたしております。 |
現在は、色々な事情で福岡の天神地区で店舗を再開しております。 |
遠く離れてしまいましたが、週末や連休には関東や関西からも来店していただき、 |
大変恐縮しております。 |